近隣の病院を確認しておくことが大切
私たちが安心して働くために、保険という存在は非常にありがたいものです。
国民皆保険制度を導入している日本という国は、世界でも例をみない安心の国だと私は思っております。
少しずつ健康保険を使用した際の自己負担額が大きくなってきている、という話がありますが、
それでも多くの負担は保険で賄っていただけておりますし、
子供に関しては自己負担分を市町村の福利厚生で賄っていただけるのがほとんどです。
医療が充実し、それを気軽に利用できること。
安心して生活できる社会としてはとても大切だと思います。
そして労働中に何か怪我をした場合、労災保険が私たちを守ってくれています。
とてもありがたいですね。
しかし労災保険を利用するに当たり、気をつけるべきことがあります。
普段あまり利用することがない労災保険のため、あまり細かなルールを知らないのが現状ではないでしょうか。
事故が起こり怪我をした際に、会社の総務に相談する。
それでもよいでしょう。
しかし怪我の内容によっては緊急を要します。
基本的にはまず病院へ行くことになるでしょう。
そこで問題です。
一番近くの病院に駆け込み、手当をしていただいた場合。
もしもこの病院が労災保険に対応した病院でない場合、ここで発生した医療費は自己負担になります。
健康保険で賄うことになります。
つまり、病院には労災保険に対応した病院と、対応していない病院があるのです。
これを知らないばかりに、労災で負担していただける医療費が、自己負担になってしまうのはあまりにもったいないことと思います。
ですから何か事が起こる前に、自分の職場の近くの病院の、どこが労災保険で対応しているかをしっかり確認しておくことが大切です。
ことが起きてから調べるのは遅い。頭はパニックを起こし、通常のように冷静に判断できず、スムーズに調べることができないことも考えられます。
是非、より安心して仕事をすすめられるように、身近な労災保険に対応いただける病院を調べておきましょう。