意外と大事な労災保険

労災保険、知らない人はいないでしょう。社会保険の中でも基本的な物の一つで仕事中（通勤中も含まれる）に怪我したり、仕事が原因で病気になったりした場合にお金が貰えます。強制加入なので働いている人は皆保険の適用を受けることができます。ですが給与明細を見て、心配になる人もいるんじゃないでしょうか？雇用保険や健康保険、厚生年金などは天引きされているのに労災保険料は天引きされていません。

まさか自分は労災保険に入っていないのか、とか保険料を滞納しているんじゃないだろうかとか不安になるかもしれません。でも大丈夫です。労災保険の申込みに関わる全ての費用は雇用者の１００％負担なので、保険料は会社が全額支払ってくれています。

では会社が保険料を支払っていない場合はどうなるのでしょう。その場合でも大丈夫です。労災保険は強制加入なので、保険料滞納という扱いになり、加入していることになります。滞納しているなら保険が適用されないんじゃないかという心配もありません。 自分は一人親方労災保険に千葉で特別加入します。

先に述べたとおり労災保険料は全額雇用者の負担ですから、滞納しているのは労働者ではなく、会社ということになります。なので会社が保険料未払いでも労働者は労災保険の給付を受けられるのです。給付は怪我・病気の場合は治療費の８０％から１００％まで支給されます。勤務中に怪我をした場合はとりあえず会社に相談してみましょう。

もし会社が労災を認めてくれなくても個人で労働基準監督署に行き、手続きをすることもできます。労災保険を受けられなければ治療費は全額自分で負担しなければならなくなってしまうのですから、労災が適用されるかどうか確認はしてみるべきです。